Monthly Archives: 5月 2006

気になる新潟ニュース

新潟市が2008年サミット開催に立候補。新潟への影響を予想

新潟市が2008年に行われるサミットの開催地に立候補しました。新潟市では、サミット開催を2007年4月に予定されている政令市移行の目玉にしたと考えているようです。今回の立候補は、横浜市との共催で提案されており、実現すれば、首脳会議は横浜市、閣僚(蔵相・外相)会議を新潟市で実現するプランのようです。サミット概要や、立候補の背景は、関連サイトをご覧いただくとして、実際に新潟市でサミットが開催された場合、私たちの生活にどのような影響があるのでしょうか?2000年に行われた「沖縄・九州サミット」の情報を元に、予想してみました。

沖縄・九州サミットも、今回のプランと同じく、分散開催でした。首脳会議は沖縄県・名護市、外相会議は宮崎市、蔵相会議は福岡市で行われています。当時、日本の首相は森さん、アメリカ大統領はクリントンさん。小室哲哉さんがテーマソングを作って、安室ちゃんが歌うなど、派手な演出が印象的でした。
首脳会談自体は3日間で終わりますが、名護市では開催前から期間終了まで、さまざまなイベントが行われました。たとえば、国際的な音楽祭、学生サミット、映画祭、写真展、絵画展、シンポジウムなど、公式・非公式を含めると、もうさまざまなです。ただし、これはあくまで、首脳会議が行われた名護市のケースであり、閣僚会議の行われた宮崎市や福岡市では、少し事情が違ったようです。

新潟市の状況を予想するうえで参考になるのが、西日本新聞社のWebサイトに掲載されている「九州沖縄サミット記者座談会」です。これによると、サミット開催は、経済的効果は少ないが、文化的、教育的効果は高いのではないかということがわかります。

実際、閣僚会議が行われるのは、最大でも3日程度です。全員での会議のほか、個別の会談も多数行われるので、閣僚のみなさんが、あまりいろいろな行事に参加する時間はないはずです。また、開催期間中に関連イベントを行い、市民、観光客が参加するのも現実的には難しいようです。なぜなら、開催期間中、新潟市内の警備は相当に強化され、市民が自由に移動することはできないことが予想されます。2000年の福岡市では、5000人の警察官が警備にあたり、市内に70ヵ所以上の検問が設置され、「正月のように道路がすいていた」という感想も出ていたようです。こういった厳しい規制が行われることで、タクシー、飲食店などの売上は、むしろ通常より減少したという調査結果もあるようです。そういった意味では、短期的に見た経済的効果は少ないのかもしれません。

一方、文化的・教育的効果は、それなりに得られたようです。たとえば、事前に行われたシンポジウムに多くの市民が参加したり、学校や地域単位で国際交流活動が行われました。そういえば、新潟でも2002年ワールドカップの開催をきっかけに、国際交流への関心が高まりましたよね。

私たち自身が直接サミットに関わる機会がどれくらいあるかわかりませんが、国際理解や国際交流を深める一つのきっかけと考えれば、サミットをより身近に感じられるかもしれません。ぜひ、新潟市でのサミット誘致を成功させてもらいと思います。
(編集部 松田)

■関連サイト
サミットに関する基礎的なQ&A(外務省)
2008年サミット(主要国首脳会議)の誘致について(新潟市)

2008年サミット誘致(横浜市)
2000年サミット 沖縄の記録

九州・沖縄サミット(外務省)
九州・沖縄サミット記者座談会(西日本新聞)

■ニュース
新潟市、サミット誘致を表明(新潟日報)
新潟市が誘致に名乗り 08年サミット、横浜と共催(西日本新聞)


気になる新潟ニュース

いよいよ11月から始まる携帯電話の番号ポータビリティ。新潟での影響は?

こんにちは。編集部の松田です。
いまネット業界で気になる話題といえば、なんといっても携帯電話の「番号ポータビリティ」(モバイルナンバーポータビリティ=MNP)です。この制度は、「携帯電話会社を変えても、いま使っている電話番号をそのまま使い続けられる」というものです。具体的な日程は決まっていませんが、今年の11月1日までに導入されることが決まっています。

総務省の番号ポータビリティ情報のページでは、制度のメリットとデメリットについて以下のようにまとめられています。

●メリット
1.契約している携帯電話事業者を変更しても、電話番号が変わらないので新たに電話番号を周知する必要がない
2.携帯電話事業者同士の競争が促進され、番号ポータビリティを利用しない人にとってもサービス向上が期待できる。

●デメリット(というか注意点)
1.携帯電話事業者のメールアドレスは引継ぎできない。
2.購入済みコンテンツや電子マネー等は引継ぎできない場合がある。
3.年間契約等の割引サービスを契約している場合は、会社変更の際、別途費用が発生する可能性がある。
4.家族割引サービスを契約している場合は、会社変更の際、割引サービスの適用外となる可能性がある。
5.各携帯電話事業者独自で行っているサービスについては、契約を変更した後は使用できない可能性がある。
6.契約変更後の携帯電話事業者に対応した携帯電話端末が必要になる。

特に、電話番号は持ち運べても、メールアドレスは持ち運べないことは、利用する上で結構なハードルになるかもしれません。また、MNPを利用する場合、数千円程度の利用料が必要になるとも言われています。

お隣りの韓国では2004年から、すでにMNPが導入されています。韓国も日本と同じように、3社の携帯電話会社があり、MNPの導入後は料金の値下げなど、ユーザー囲い込みのためのサービス合戦が行われたようです。しかし、導入後1年たっても、3社のシェアは大きく変わっていないようです。

新潟は、全国的にもNTTドコモのシェアが高い地域のようです。若い人に人気のauや、ソフトバンクに買収されたボーダフォンがどこまでシェアを伸ばすのか?新潟での影響も気になるところです。

トクだね!こまちでも、携帯サイトを運営していますが、ユーザーのみなさんが、どの携帯電話会社になっても、引き続きサービスを利用できるような仕組みを検討しているところです。MNP導入後も、変わらず利用いただければ幸いです。

みなさん、いまのところMNP導入で携帯電話会社を変えますか?
よろしければサイト右ページのアンケートにお答えください!

■関連サイト
携帯電話の番号ポータビリティについて(総務省)
Yahoo!ニュース-番号ポータビリティ
番号ポータビリティ – Wikipedia

サイト更新情報

「掲示板」受付休止のお知らせ

いつもご利用ありがとうございます。
トクだね!こまち編集部です。

当サイト内の「掲示板」のリニューアルを予定しております。つきましては、リニューアルまで投稿の受付を休止させていただきます。ご迷惑をおかけしますが、ご了承いただけますようお願いいたします。なお、閲覧につきましては、しばらく継続させていただきます。

思えば、掲示板は当サイトでもっとも古いコンテンツです。まだ今のサイト名になる前から、ずっと続いているコンテンツでした。近ごろは、ブログやSNS(ソーシャルネットワークサービス)など、新しいコミュニケーションサービスを提供するサイトが増え、現行のスタイルでは、ユーザーのみなさんに満足の行くサービスを提供できていなかったように思えます。

新しい掲示板については、現在内容を検討中です。原則的に「新潟のユーザー同士の情報交換の場」というコンセプトは継続したいと考えています。ご要望があればウェブマスターまでお知らせください。

トクだね!こまち掲示板(閲覧のみ)

スタッフのお気に入り

立つアザラシのジョー君(上越市立水族博物館)が全国的に話題

昨年、立つレッサーパンダの風太君が話題になりましたが、今注目を集めている動物といえば、立つアザラシのジョー君です。ジョー君は上越市立水族博物館にいるアザラシ。足ひれを使って、水槽の中でボーっと立っている姿は、カワイイというより、どことなく哀愁を感じさせてくれます。

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新潟県内では、昨年からちょくちょく話題になっていましたが、この春ころから全国的にも大きな話題になっています。きっかけは、お笑い番組「笑いの金メダル」(NT21)。番組内のコーナーで、ヒロシの悲しげなナレーションに合わせてジョー君が紹介されました。
また、GW向けの情報ということで、「サンデーモーニング」(BSN)や「めざましテレビ」(NST)などでも取り上げられ、まさに今もっとも旬のキャラクターともいえます。

トクだね!こまちでは、そんな立つアザラシのジョー君の動画を公開中。また、発売中の新潟Week!(ウイーク)4月21日号GW特集でも紹介されています。GWはジョー君に会いに行ってみてはいかがでしょうか。(編集部 松田)

■関連サイト
上越市立水族博物館


編集部からのお知らせ

新潟市ホームページに「トクだね!こまち」のバナー広告掲載スタート

今日5月1日から、新潟市ホームページに「トクだね!こまち」のバナー広告の掲載が始まりました。新潟市の情報を求めてアクセスするユーザーのみなさんに、少しでも役立てていただこうと、グルメガイドなどの告知を行っています。

新潟市ホームページ
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今回のバナー広告掲載は、限定10枠だったのですが、申し込みが24社あり、最終的には抽選で掲載社を決定しました。4月中旬に、その抽選会が市役所で行われ、編集部を代表して私が抽選に参加しました。驚いたのは抽選方法。まるで商店街の福引きに使うような機械をガラガラと回して抽選をするんです。普段はクジ運の悪い私ですが、このときばかりは強運を発揮し、見事掲載枠をゲットできました。

よかったら新潟市のホームページを見てみてください。
(編集部 松田)

●関連サイト
新潟市ホームページに掲載するバナー広告の募集について
新潟市、HP広告の企業決定 (新潟日報 5/1記事)