いよいよ11月から始まる携帯電話の番号ポータビリティ。新潟での影響は?

こんにちは。編集部の松田です。
いまネット業界で気になる話題といえば、なんといっても携帯電話の「番号ポータビリティ」(モバイルナンバーポータビリティ=MNP)です。この制度は、「携帯電話会社を変えても、いま使っている電話番号をそのまま使い続けられる」というものです。具体的な日程は決まっていませんが、今年の11月1日までに導入されることが決まっています。

総務省の番号ポータビリティ情報のページでは、制度のメリットとデメリットについて以下のようにまとめられています。

●メリット
1.契約している携帯電話事業者を変更しても、電話番号が変わらないので新たに電話番号を周知する必要がない
2.携帯電話事業者同士の競争が促進され、番号ポータビリティを利用しない人にとってもサービス向上が期待できる。

●デメリット(というか注意点)
1.携帯電話事業者のメールアドレスは引継ぎできない。
2.購入済みコンテンツや電子マネー等は引継ぎできない場合がある。
3.年間契約等の割引サービスを契約している場合は、会社変更の際、別途費用が発生する可能性がある。
4.家族割引サービスを契約している場合は、会社変更の際、割引サービスの適用外となる可能性がある。
5.各携帯電話事業者独自で行っているサービスについては、契約を変更した後は使用できない可能性がある。
6.契約変更後の携帯電話事業者に対応した携帯電話端末が必要になる。

特に、電話番号は持ち運べても、メールアドレスは持ち運べないことは、利用する上で結構なハードルになるかもしれません。また、MNPを利用する場合、数千円程度の利用料が必要になるとも言われています。

お隣りの韓国では2004年から、すでにMNPが導入されています。韓国も日本と同じように、3社の携帯電話会社があり、MNPの導入後は料金の値下げなど、ユーザー囲い込みのためのサービス合戦が行われたようです。しかし、導入後1年たっても、3社のシェアは大きく変わっていないようです。

新潟は、全国的にもNTTドコモのシェアが高い地域のようです。若い人に人気のauや、ソフトバンクに買収されたボーダフォンがどこまでシェアを伸ばすのか?新潟での影響も気になるところです。

トクだね!こまちでも、携帯サイトを運営していますが、ユーザーのみなさんが、どの携帯電話会社になっても、引き続きサービスを利用できるような仕組みを検討しているところです。MNP導入後も、変わらず利用いただければ幸いです。

みなさん、いまのところMNP導入で携帯電話会社を変えますか?
よろしければサイト右ページのアンケートにお答えください!

■関連サイト
携帯電話の番号ポータビリティについて(総務省)
Yahoo!ニュース-番号ポータビリティ
番号ポータビリティ – Wikipedia

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