昔から日本人の生活と深く関わっている神社やお寺。身近な存在であると同時に「何か良いことがありそう」と予感させてくれる、ちょっと不思議な場所でもあります。そんな何かに期待して老若男女問わず、誰もが足を運ぶ場所。皆さんも思い立ったら吉日。もっと気の向くまま出かけてみましょう。今回は新潟県の中越・上越地域の神社と、参拝の思い出にもなる御朱印をご紹介します!
新潟県は神社数が日本一!
新潟県は日本一神社の数が多い県なんです。その数なんと4755社!(ちなみに2位は兵庫県の3836社、3位は福岡県の3322社)。新潟県神社庁によると、明治時代に新潟県の人口が日本で最も多かったこと、明治末期に時の政府が進めた神社合祀政策の影響を比較的受けなかったことなどが背景にあると考えられているそうです。人口の多さが自然村(農耕・漁労を通じて、自然に形成された村落共同体)の多さにつながり、必然的に神社数も多かったのだということになります。そういった意味では、新潟県は神社の自然な成り立ちを今に伝えているとも言えますね。
神主さんに聞いた!御朱印めぐりの知恵袋
御朱印には興味があるけど、どういただけばいいのか分からない…。そこで、各地域の神主さんに神社の御朱印について教えてもらいました。
Q. そもそも御朱印って何ですか?
A. 元々は奉納した写経に対する受領印でした。
まだ神社とお寺が一緒だった神仏習合の時代に、写経をしてお経を奉納すると、受領印としてもらえたのが御朱印のはじまりです。当時の人たちにとっては御朱印や土地ごとの芸能が旅のお土でした。現在は神社やお寺に参拝した証となっています。(戸隠神社 渡邉大蔵さん)
Q. 神社でいただく御朱印には何が書いてあるの?
A. お参りした神社名や日付、神社の押印などです。
神社の御朱印は奉拝の印、神社名、参拝年月日が記されたシンプルなものが多いです。中には、神社の由来や言い伝えなどに関係する道具や動物などのモチーフが押印されている楽しいものがあるのも神社の御朱印ならでは。大おおみわのやしろ神社の場合、中央に鈴が押印されています。(大神社 宮司 佐藤英尊さん)
Q. 神社から授かった御朱印はどこに保管すればいいの?
A. 神棚が望ましいです。
自宅に神棚があるなら、神棚に置いておきましょう。取り出すときは「いってきます」、しまうときは「無事に帰ってきました」と神様にご報告するとのもよいかと思います。また、神棚がない場合でも、「外出するときに使うから玄関先に…」というのはやはり好ましくありません。神社や神様の名前が入っていますので、丁寧に扱うとよいでしょう。(蒼柴神社 五十君 崇さん)
Q. 御朱印をいただく際に気をつけた方がいいことは?
A. 御朱印帳を神社とお寺で分けましょう。
御朱印は8世紀頃、神と仏が同一のものとされていた神仏習合の時代にお寺で写経を納めた人にその証として渡すようになったのが始まりとされています。それが簡略化され、今日では参拝のみでお渡しするようになりました。当初は神仏習合の時代でしたが、現在は神社とお寺で明らかに区別がありますので、それに合わせて御朱印帳も分ける方が望ましいです。お寺の御朱印には納経帳を使うのがおすすめです。(蒼柴神社 五十君 崇さん)
Q. 神社で御朱印をいただくのに順序はあるの?
A. あります。マナーを守っていただきましょう。
1. 鳥居をくぐる
神社に着いたら、まず神社の鳥居の前に立ち一礼。参道の中央は神様が通る道とされているため、できるだけ真ん中を避け、脇を通って境内へと進みましょう。
2. 手水で手を清める
手や口を洗い清めることは禊を簡略化した儀式。左手、右手の順に洗った後、左手で水を受けて口をすすぎます。その後改めて左手を清め、最後に柄杓の柄を水で流しましょう。
3. 拝殿で参拝する
拝殿に進み、おさい銭を入れて鈴を鳴らしましょう。参拝の作法は基本的に「二拝二拍手一拝」の順。作法は神社によって異なる場合もあるので、各神社で確認すると良いでしょう。
4. 御朱印をいただく
参拝が終了したら社務所に伺い御朱印をいただきましょう。宮司さんの不在など、時間帯によっては御朱印をいただけないこともあるので、あらかじめ電話予約をするのがベストです。
(大神社 宮司 佐藤英尊さん)
燕三条地域の神社
彌彦神社(弥彦村)
弥彦山の麓に鎮座する県内屈指のパワースポット
万葉集に登場し、朝廷をはじめ幕府・武将からも庇護されてきた歴史を持つ。越後の産業文化の基礎を築いたとされ、現在も産業発展の神として信仰される。年末年始には大祓式、初詣でにぎわいを見せる。
- 神社名:彌彦神社(やひこじんじゃ)
- 住所:西蒲原郡弥彦村弥彦2887-2
- TEL:0256-94-2001
- 時間:終日開放
- 駐車場:50台(神社前駐車場)、村営駐車場(500台以上)も利用可
- 御朱印料:300円
- いただける時間:8時30分~16時30分
戸隠神社(燕市)
燕の名前の由来になった信州戸隠神社の御分霊社
約450年前に中ノ口川に神祠(しんし)が流れ着き、この場所の鎮守となったことが神社の起源と伝えられている。祠(ほこら)を守るように燕が群れていたため、付近が燕の村と呼ばれるようになったとの説もある。
- 神社名:戸隠神社(とがくしじんじゃ)
- 住所:燕市宮町3-1
- TEL:0256-62-2747
- 時間:終日開放
- 駐車場:なし
- 御朱印料:300円
- いただける時間:日中
神明宮(三条市)
三条市の商店街を守る由緒正しき古社
三条市内の一ノ木戸商店街近く、パルム2の隣にあり、町の鎮守として知られている。拝殿の隣にある社務所でいただける御朱印には、県の指定無形民族文化財になっている「三条神楽」の印が押されている。
- 神社名:神明宮(しんめいぐう)
- 住所:三条市神明町3-9
- TEL:0256-33-1424
- 時間:終日開放
- 駐車場:あり
- 御朱印料:300円
- いただける時間:日中
三条八幡宮(三条市)
三条の産土神(うぶすながみ)として市民から尊崇される八幡様
弓矢や海、鍛冶、焼畑の神として信仰を受けた神社で、商売繁盛や厄除け、安産に御利益がある。境内には金山神社、厳島神社、稲荷神社も鎮座する。八幡公園も隣接し、散歩がてらに訪れる人も多い。
- 神社名:三条八幡宮(さんじょうはちまんぐう)
- 住所:三条市八幡町12-18
- TEL:0256-33-1278
- 時間:終日開放
- 駐車場:10台(八幡公園駐車場)
- 御朱印料:300円
- いただける時間:9時~15時※御朱印帳に記入が必要な場合は要事前連絡
白山神社(三条市)
660年の歴史を持つ塚野目の鎮守様
菊理媛大神(くくりひめのおおかみ)、伊那奈伎(いななぎ)、伊那奈美(いななみ)の三柱の神様をまつる。伊那奈伎、伊那奈美は夫婦となって多くの神や物を生んだことから、夫婦円満や縁結びなど、さまざまな御利益があるとされている。
- 神社名:白山神社(はくさんじんじゃ)
- 住所:三条市塚野目5-16-14
- TEL:0256-38-5904
- 時間:終日開放
- 駐車場:あり
- 御朱印料:300円
- いただける時間:日中※要事前連絡
五十嵐神社(三条市)
全国から五十嵐さんが訪れる「五十嵐」姓発祥の神社
主神である五十日帯彦命(いかたらしひこのみこと)は安産の神として広く信仰されている。五十嵐姓のルーツとしても有名で、24年前には全国五十嵐会を発足。五十嵐音頭や五十嵐小文治物語もここから誕生している。
- 神社名:五十嵐神社(いからしじんじゃ)
- 住所:三条市飯田2283
- TEL:0256-46-4007
- 時間:終日開放
- 駐車場:10台
- 御朱印料:300円
- いただける時間:日中※要事前連絡
八木神社(三条市)
県も認めた名水が流れる下田の名スポット
1300年前、景勝・八木ヶ鼻の山頂に建立された小さな社が発祥で、稲作の神がまつられている。参道の手水舎に流れる天然の湧水は清めの水のほか、下田の名水としても親しまれている。
- 神社名:八木神社(やぎじんじゃ)
- 住所:三条市北五百川37
- TEL:0256-47-2733
- 時間:終日開放
- 駐車場:20台
- 御朱印料:300円
- いただける時間:随時受付※不在時は要連絡
青海神社(加茂市)
上杉謙信の母も祈祷した安産・子育ての神
古くから「加茂のお明神様」として親しまれ、安産、子授、子守の御利益がある。毎年5月に行われる加茂まつりは、愛児が健康で美しく育つよう母親たちが行列を作ることから「乳うば母まつり」とも呼ばれている。
- 神社名:青海神社(あおみじんじゃ)
- 住所:加茂市大字加茂229
- TEL:0256-52-0671
- 時間:終日開放
- 駐車場:70台
- 御朱印料:300円
- いただける時間:9時~16時
土生田神社(田上町)
十柱の神々をまつる県央の聖地
明治時代の神社合併により十柱の神々がまつられているため、御利益も家内安全や商売繁盛など幅広い。その昔社名が誤って伝わり、地名が「羽生田」になったと言われている。古代国幣小社としても知られる。
- 神社名:土生田神社(はにゅうだじんじゃ)
- 住所:南蒲原郡田上町羽生田乙629
- TEL:0256-46-0137/090-1000-5997
- 時間:終日開放
- 駐車場:6台
- 御朱印料:300円
- いただける時間:9時~16時※要事前予約
長岡地域の神社
髙龍神社(長岡市)
龍と白ヘビの御利益で金運アップ!珍しいお供えにも注目
標高200m、急勾配の石段を上った高台にある、龍神とそれに仕える白ヘビをまつった神社。天に昇る龍は運気を上げ、白ヘビは金運に御利益があるとされ、商売繁盛につながる神社として全国から参拝者が訪れる。本殿の壁一面には、金運を願って訪れた人々の名刺が刺さっており、その光景も必見。御朱印にも、髙龍大神に仕えるヘビが描かれている。お供えには、白ヘビの好物とされる生卵を。
- 神社名:髙龍神社(こうりゅうじんじゃ)
- 住所:長岡市蓬平町1276
- TEL:0258-23-2020
- 時間:終日開放
- 駐車場:50台
- 御朱印料:300円
- いただける時間:日曜・祝日の8時~16時30分
石動神社(小千谷市)
ヒノキ香るアットホームな拝殿と小千谷ならではの天井絵
代々奉仕してきた越後國古志郡蘭木村の鎮守「いするぎ様」より御分霊を迎え、2015年に本殿を移動し里宮を建立した。御祭神である少すくなひこなのみこと彦名命は一寸法師のモデルともいわれており、医薬や学問、酒造の神様として知られる。ヒノキが香る真新しい拝殿が特徴で、病気平癒の御利益に評判が高く、健康長寿を求めて多くの参拝者が訪れる。赤ちゃんを基盤の上に置いて碁盤の目のように節目正しく健康に育つよう祈る基盤の儀と呼ばれる初宮詣も行っている。
- 神社名:石動神社(いするぎじんじゃ)
- 住所:小千谷市大字稗生乙1380-2
- TEL:0258-82-6445
- 時間:8時~18時
- 駐車場:6台
- 御朱印料:300円
- いただける時間:8時~18時
蒼柴神社(長岡市)
「お山」の麓にたつ憩いの場。新たな参拝スポットにも注目
長岡で「お山」と親しまれる悠久山にたつ。周辺には公園や小動物園などもあり、常に市民の憩いの場としてにぎわう。今年、開府400年を記念して新たに造られた「忠犬しろ神社」も要チェック。
- 神社名:蒼柴神社(あおしじんじゃ)
- 住所:長岡市悠久町707
- TEL:0258-33-1769
- 時間:終日解放※授与所は9時30分~16時
- 駐車場:30台
- 御朱印料:300円
- いただける時間:9時30分~16時
寳徳山稲荷大社(長岡市)
広大な境内にそびえる社殿。参拝は五色の祈願ろうそくで
縄文時代に開かれたとされる由緒ある古社で、人間の幸せを司る神、厄除の神、文化・学問の神をまつる。五色のろうそくを立てる独特の参拝方法があり、ろうそくが並ぶ拝殿は見もの。
- 神社名:寳徳山稲荷大社(ほうとくさんいなりたいしゃ)
- 住所:長岡市飯塚870
- TEL:0258-92-3341
- 時間:6時~18時※祈願は9時~16時
- 駐車場:300台
- 御朱印料:300円
- いただける時間:6時~18時
金峯神社(長岡市)
流鏑馬や王神祭が奉納される長岡市発祥の場所
金山毘古命(かなやまひこのみこと)を御祭神とし、製鉄・金運・縁結びの御利益がある。信濃川の河川交通が盛んなこの地の土手沿いに長く街が発展したことから「長岡」の地名がおこったといわれている。
- 神社名:金峯神社(きんぷじんじゃ)
- 住所:長岡市西蔵王2-6-19
- TEL:0258-32-2337
- 時間:終日開放、社務所は8時30分~17時30分
- 駐車場:20台
- 御朱印料:300円
- いただける時間:9時~17時
平潟神社(長岡市)
長岡市の中心部で栄える由緒正しき古社
JR長岡駅より徒歩10分ほどの市街地にあり、祭事だけでなく平日も多数の参拝者が訪れる。御朱印はシール状になっており、御朱印帳に合わせて2種類のサイズから選べる。
- 神社名:平潟神社(ひらがたじんじゃ)
- 住所:長岡市表町1-6-1
- TEL:0258-32-1032
- 時間:終日開放
- 駐車場:あり
- 御朱印料:500円
- いただける時間:10時~16時
八幡宮(長岡市)
「はちまんさま」と親しまれる浦の守護神社
村の鎮守様として「はちまんさま」と呼ばれ古くから親しまれている。拝殿前にある、震災時でも倒れることのなかった大きな三本杉にも注目。御朱印の中央には、八幡宮の名と社紋の入った社判が押印される。
- 神社名:八幡宮(はちまんぐう)
- 住所:長岡市浦4711
- TEL:0258-92-2433
- 時間:終日開放
- 駐車場:あり
- 御朱印料:300円
- いただける時間:日中
少彦名神社(長岡市)
明治天皇の行在所(あんざいしょ)を遷した歴史ある神社
かつて沼地だった神田には薬師様がまつられていたが、神仏分離により少彦名神社がおこったといわれる。少彦名神(すくなひこなのかみ)は小さな神様で医薬の道を人に広めたとされ、病気平癒の御利益がある。
- 神社名:少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)
- 住所:長岡市神田町1-4-15
- TEL:0258-77-3770
- 時間:9時~16時
- 駐車場:3台
- 御朱印料:300円
- いただける時間:日中※要事前予約
白山媛神社(長岡市)
寺泊の港を見守る高台からの景色も必見!
海上安全、地方開発の神をまつり、寺泊の港を長年守り続ける神社。高台に位置しており、拝殿までは長い階段が続く。階段の途中にある社務所で、御朱印をいただける。
- 神社名:白山媛神社(しらやまひめじんじゃ)
- 住所:長岡市寺泊大町2768
- TEL:0258-75-3412
- 時間:終日開放
- 駐車場:なし
- 御朱印料:300円
- いただける時間:日中
諏訪神社(長岡市)
鶴城山の東麓(とうろく)に鎮座する栃尾の街の氏神様
栃尾がおこった頃からの鎮守。御祭神は建御名方命(たけみなかたのかみ)で地上の支配者である大国主神(おおくにぬしのかみ)の子。本殿から30分ほどで栃尾城本丸跡に達する。春に行われる大名行列は市の文化財に指定されている。
- 神社名:諏訪神社(すわじんじゃ)
- 住所:長岡市栃尾表町2-3
- TEL:0258-52-2806
- 時間:終日開放
- 駐車場:10台
- 御朱印料:300円
- いただける時間:9時~17時
伊米神社八幡宮(小千谷市)
越後の国の命をつなぐ米に必要な水と耕作の神様
平安時代に編さんされた法令・延喜式神名帳に記載されている旧延喜式内社で、米の命を育む水と耕作の神をまつる。商売繁盛、五穀豊穣、無病息災に御利益があるとされる。
- 神社名:伊米神社八幡宮(いめじんじゃはちまんぐう)
- 住所:小千谷市桜町1314
- TEL:なし
- 時間:終日開放
- 駐車場:10台
- 御朱印料:300円
- いただける時間:日中※御朱印は石動神社にて配布
魚沼神社(小千谷市)
伝承では崇神天皇時代創建。歴史と風格ある神社
旧延喜式内社で、御祭神は天香山命(あめのかぐやまのみこと)。彌彦神社と御祭神が同じことから上拝殿にも「彌彦大明神」の額が掲げられている。厄災除けや農耕神としての御利益があり、地域の人々の信仰の中心となっている。
- 神社名:魚沼神社(うおぬまじんじゃ)
- 住所:小千谷市土川2-12-12
- TEL:0258-83-3512(小千谷市観光協会)
- 時間:終日開放
- 駐車場:2台
- 御朱印料:300円
- いただける時間:日中※御朱印は隣のお宅にて配布
上越地域の神社
天津神社・奴奈川神社(糸魚川市)
奴奈川の地で姫をまつる糸魚川一の宮
12代景行天皇の代の創設とされる古社で、多くの指定文化財を有している。隣接する奴奈川神社には奴奈川姫(ぬなかわひめ)と大国主命(おおくにぬしのみこと)が合祀され、恋愛成就の御利益があることでも知られている。名物は、毎年4月10・11日に行われる通称「糸魚川けんか祭り」。若衆に担がれた2基の神輿が境内を走り回り、途中がっぷりと組み合い、勇壮にぶつかり合う。神事が奉納された後に、国の重要無形民俗文化財に指定されている舞楽が静かに舞われ、この地方の春を告げる。
- 神社名:天津神社・奴奈川神社(あまつじんじゃ・ぬながわじんじゃ)
- 住所:糸魚川市一の宮1-3-34
- TEL:025-552-0036
- 時間:終日開放
- 駐車場:30台
- 御朱印料:500円
- いただける時間:9時~17時
白山神社(糸魚川市)
1000年以上の歴史を誇り室町の趣を今に伝える
茅葺き屋根が印象的な拝殿の白山神社は、奴奈川姫命(ぬなかわひめのみこと)をまつって「産土神社」としたのが始まりといわれ、1000年以上の歴史を誇る。ほか、開運厄除けに御利益がある大巳貴命(おおむなちのみこと)もまつる。火災で焼失し、1515年に再興された本殿は、室町の趣を今に伝える貴重な建築様式で国の指定文化財。ほかにも、船絵馬、十一面観音立像など、多くの文化財を有しており、宝物殿も隣接。毎年4月に行われる大祭、通称「能生まつり」では、国指定重要無形文化財で大阪四天王寺伝来とされる舞楽や獅子舞が奉納される。
- 神社名:白山神社(はくさんじんじゃ)
- 住所:糸魚川市能生7239
- TEL:025-566-3465
- 時間:終日開放
- 駐車場:23台
- 御朱印料:500円
- いただける時間:8時~16時
圓田神社(上越市)
新しく何か始めたい人に好運をもたらす神社
天武天皇の時代より続く由緒ある神社。坂上田村麿をはじめ、歴史上の名だたる人物が参拝しているとか。祭神の国くにのとこたちのみこと常立尊は起業する人や、新分野へ進出する人に御利益があると評判。
- 神社名:圓田神社(えんたじんじゃ)
- 住所:上越市柿崎区岩手1089
- TEL:025-536-5459
- 時間:終日開放
- 駐車場:30台
- 御朱印料:お気持ち
- いただける時間:参拝前に要事前電話
風巻神社(上越市)
上杉謙信も戦の前に訪れた風の神様が鎮座
上杉謙信も、戦の前に何度も戦勝祈願したという古社。風の神である、級しなつひこのみこと長津彦命、級しなとべのみこと長戸辺命をまつる。奥社には樹齢約800~1000年のエドヒガン桜が所在している。
- 神社名:風巻神社(かざまきじんじゃ)
- 住所:上越市三和区岡田24
- TEL:025-532-2120
- 時間:終日開放
- 駐車場:20台
- 御朱印料:お気持ち
- いただける時間:8時~17時
春日神社(上越市)
「春日山城」の名前の由来。奈良の春日大社の分霊をまつる
春日山城の由来となった神社。春日山城築城前は山頂にあり、築城を機に鬼門鎮護の社として現在の地に移った。上杉謙信公時代より、地城の産土神として大切にされてきた。
- 神社名:春日神社(かすがじんじゃ)
- 住所:上越市春日18
- TEL:025-525-2010
- 時間:終日開放
- 駐車場:30台
- 御朱印料:300円
- いただける時間:6時~18時
五ノ辻稲荷神社(上越市)
拝殿には武芸上達を願う。高田藩の武士が奉納した絵馬も
「高田村」と呼ばれていた頃、この地の真ん中には大きな榎えのきがあり、「先代の遺木」と地元の人たちが崇めていたそう。現在も御祭神の下にその切り株を残しているとも。
- 神社名:五ノ辻稲荷神社(ごのつじいなりじんじゃノ)
- 住所:上越市大町5-5-2
- TEL:025-524-2802
- 時間:終日開放
- 駐車場:なし
- 御朱印料:300円
- いただける時間:9時~17時
榊神社(上越市)
徳川四天王の一角。榊原康政の御利益がある神社
高田藩が廃止された1871年、家臣たちが徳川四天王といわれた榊原康政をまつるため、領内から寄付を募って建立した。境内には雙輪館(そうりんかん)があり、榊原氏代々の遺品が展示されている。
- 神社名:榊神社(さかきじんじゃ)
- 住所:上越市大手町4-12
- TEL:025-523-5276
- 時間:終日開放
- 駐車場:あり
- 御朱印料:お気持ち
- いただける時間:9時~17時
日枝神社(上越市)
高田駅のすぐ裏にある社殿。猿神は魔除けの象徴
山を支配した神で、産業をつかさどる神でもある大山咋命(おおやまくいのみこと)ほか4柱をまつる。境内には神様の案内役の猿神もおり、「魔が去る」「勝る」に通じて、大変縁起がよいとか。
- 神社名:日枝神社(ひえじんじゃ)
- 住所:上越市寺町3-1-19
- TEL:025-523-4368
- 時間:6時~18時
- 駐車場:40台
- 御朱印料:500円
- いただける時間:10時~16時
直江津大神宮(上越市)
高い位置にある境内からは直江津の絶景が広がる
上越地方唯一の伊勢神宮直系神社。主祭神は太陽神の天照皇大神(あまてらすおおみかみ)。御利益は国土安泰、開運など。食物神の豊受大神、学問の神(とようけのおおかみ)・菅原道真や、商売の神・大市姫大神(おおちひめのかみ)、淡島大神(あわしまのおおかみ)もまつる。
- 神社名:直江津大神宮(なおえつだいじんぐう)
- 住所:上越市中央2-3-47
- TEL:025-543-1711
- 時間:9時~17時
- 駐車場:5台
- 御朱印料:300円
- いただける時間:9時~17時
大野神社(糸魚川市)
大野地区を守る神。成功、勝利、合格祈願にも
大野集落の産土神として元は大神社と称していたが、後に八幡社と改称したと伝わる。文武の神である品陀和気命(ほんだわけのみこと)のほか、伊邪那美命(いざなみのみこと)、国之常立神(くにのとこたちのみこと)の3柱をまつる。
- 神社名:大野神社(おおのじんじゃ)
- 住所:糸魚川市大字大野字八幡山1992
- TEL:025-552-0896
- 時間:終日開放
- 駐車場:なし
- 御朱印料:300円
- いただける時間:9時~17時
- 備考:社務所は神社と住所が異なる
北城神明宮(上越市)
越後高田藩・松平光長公の時代に高田城の鬼門除けとして建つ
高田城下の北東の鬼門を守る神社。祭神は天照皇大神(あまてらすおおみかみ)ほか7神。地域の人から「おしんめさん」として、親しまれている。境内には、芭蕉句碑や郷土作家の文学記念碑が並ぶ。
- 神社名:北城神明宮(きたしろしんめいぐう)
- 住所:上越市北城町1-18-7
- TEL:025-523-2403
- 時間:6時~18時
- 駐車場:なし
- 御朱印料:お気持ち
- いただける時間:8時~18時
関山神社(妙高市)
修行の道場として妙高で栄えた社
奈良時代より妙高山を霊山と仰ぐ修験道の道場として繁栄した。境内には国の重要文化財に指定され、日本の仏教美術の歴史をひもとくうえで貴重な仏像とされている銅造菩薩立像がある。
- 神社名:関山神社(せきやまじんじゃ)
- 住所:妙高市関山4804
- TEL:0255-82-2464
- 時間:終日開放
- 駐車場:50台
- 御朱印料:300円
- いただける時間:終日開放※御朱印を境内に設置
青海神社(糸魚川市)
300年以上の歴史がある青海の神事「竹のからかい」
毎年1月15日に行われる、青海神社に伝わる神事「竹のからかい」が名物。町を東西2つに分け竹を引き合い、豊作を占う奇祭として国指定重要無形民俗文化財にも指定されている。
- 神社名:青海神社(おうみじんじゃ)
- 住所:糸魚川市大字青海字菅峯山762
- TEL:025-552-0896
- 時間:終日開放
- 駐車場:なし
- 御朱印料:300円
- いただける時間:9時~17時
- 備考:御朱印は社務所でいただける(糸魚川市西中1329)。御朱印を希望する人は要事前電話。
居多神社(上越市)
古事記を代表する神々が良縁を運ぶパワースポット
二神の御子神である建御名方神(たけみなかたのかみ)の親子三柱をまつる。大国主命(おおくにぬしのみこと)と奴奈川姫(ぬなかわひめ)は結婚後、この地で幸せな生活を送ったといわれ、縁結びをはじめ、子宝、安産の御利益があると人気に。
- 神社名:居多神社(こたじんじゃ)
- 住所:上越市五智6-1-11
- TEL:025-543-4354
- 時間:7時~17時
- 駐車場:45台
- 御朱印料:500円
- いただける時間:9時~17時
斐太神社(妙高市)
薬を記す神社で健康をお祈り
医薬書物に斐太神社で作られた薬が記されていたことから、健康祈願の神社として知られるように。境内には雁かりた田神社もあり、2つの神社を一緒に参拝すれば、御利益がアップするそう。
- 神社名:斐太神社(ひだじんじゃ)
- 住所:妙高市宮内241-1
- TEL:0255-72-6192
- 時間:終日開放
- 駐車場:30台
- 御朱印料:300円
- いただける時間:9時~17時
大神社(糸魚川市)
鎮座する小山から望める自然が織りなす景色は見もの
古来から“森本の天神様”として親しまれてきた。祭神は高皇産靈尊(たかみむすびのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなびこなのみこと)、美保古命(みほこのみこと)の4柱。室町時代作といわれる男神・女神坐像一対など文化財も有する。
- 神社名:大神社(おおみわのやしろ)
- 住所:糸魚川市大字平1345
- TEL:025-566-2791
- 時間:終日開放
- 駐車場:10台
- 御朱印料:500円
- いただける時間:8時~17時
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