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【2020.4.8追記】実際に入ってみた!動画レポート
【2020.4.8追記】4月1日に開業した古町ルフルの内部をさっそく撮影してきました。短い動画ですが、古町の新しいランドマークの雰囲気を少しは感じられるはず!ページ下部には記事レポートも更新しています。併せてチェックを!→ 記事レポートを読む
2020年4月、新潟市中央区古町通7番町に複合商業施設「古町ルフル」がオープンします。大和新潟店、ラフォーレ原宿・新潟、新潟三越と大型商業施設の撤退が相次ぐ古町エリアに誕生したこの新たなランドマークは一体どのような施設なのでしょうか。周辺情報も含めてリサーチしてみました!
1. 開業日はいつ?
2020年4月1日(水) です。
後述する一部のテナントが営業を開始する4月1日(水)が正式な開業日となります。一般客もこの日から出入りできるようになります。
2. 古町ルフルってどんな施設?
[施設名]古町ルフル |
[住所]新潟市中央区古町通7番町1010番地 |
[規模]地上12階 |
[高さ]約56メートル |
[建築敷地面積]約5,220平方メートル |
[建築面積]約3,650平方メートル |
[延べ面積]約32,870平方メートル |
[竣工日]2020年2月29日 |
◎所在地は「大和 新潟店」跡地!
古町ルフルの所在地は「新潟市中央区古町通7番町1010番地」。そう、2010年に閉店した大和新潟店の跡地です。建物の南側は柾谷小路に、東側は古町7番町商店街(ふるまちモール7)に面しています。建物は地上12階建てで、延べ床面積は約3万3千平方メートル。「古町7番町地区市街地再開発組合」を事業者として建築されました。総工費は約150億円です。
3. どんなロゴマーク?名前の由来は?
◎ロゴマークのモチーフは櫓(やぐら)
ロゴマークは、古町の「これまでの歴史」と「これからの発展」に思いを馳せ、良いことが重なるようにとの願いを込め、「櫓(やぐら)」をイメージしたものになっています。また、ネーミングは「再生・復興」を表すフランス語「Renaissance(ルネサンス)」の「RE」と「古町、ふるさと」の「FURU」を組み合わせた造語であり、また、英語の「Re」=再び、「Full」=いっぱい を組み合わせ、「古町が再び人でいっぱいの町になるように」との願いも込めています。
4. 建設の経緯は?
◎地区の活性化のみならず、耐震化・不燃化・景観形成の目的も
ふるまちモール、新潟三越、大和新潟店、西堀ローサ地下街等の商業施設により古くから栄えていた古町地区ですが、少子化や郊外の大型店舗の台頭とともに中心商業地としての存在感は次第に希薄に。また、空き店舗や老朽建物の多さから防災機能や都市景観の改善が望まれていました。このことから、商業・業務施設が一体となった複合施設を整備することでこれらを解決すべく、地権者らで組織された「古町通7番町地区市街地再開発組合」がこれを主導することになりました。
5. テナントと開業日は?
◎新潟三越内にあった人気ベーカリーも出店
ここまでは古町ルフル開業の背景と施設の概要を説明してきましたが、なんといっても市民の関心はテナント情報ですよね。2020年3月25日現在で分かっている情報を以下に記載します。近隣の方にはありがたいコンビニエンスストア、ドラッグストア、銀行などが出店するほか、先日閉店した新潟三越にあったベーカリー「Johan(ジョアン)」が出店することで話題を呼んでいます。
― テナント一覧(2020年3月25日時点)―
[12階]帰宅困難者施設等
[10-11階]開志専門職大学 … 2021年度オープン予定
[9階]三菱UFJモルガン・スタンレー証券 … 2020年4月オープン予定
[7・8階]新潟県信用保証協会 … 2020年5月オープン予定
[3-6階]新潟市役所(市役所機能の一部) … 2020年5月7日(木)オープン予定
[1・2階]①Johan(ジョアン)… 2020年4月1日(水)オープン予定 ②ローソン 新潟古町ルフル… 2020年5月7日(木)オープン予定 ③ココカラファイン古町ルフル店… 2020年4月1日(水)オープン予定 ④IONO古町ルフル店… 2020年4月23日(木)オープン予定 ⑤料亭一〆(いちしめ) … 2020年4月1日(水)オープン予定 ⑥大光銀行 新潟支店… 2020年5月11(月)オープン予定 ⑦三菱UFJ銀行 新潟支店… 2020年4月13(月)オープン予定
6. 今後の建設予定は?
◎2年後には柾谷小路沿いに屋根付き広場が完成予定
古町ルフルの建設計画には続きがあります。そう、パース図に描かれている屋根付きの広場です。各種イベントなどの開催が行われる予定というこの屋根付き広場は、当該ブロックの柾谷小路側歩道をほぼすべてカバーできるほどの大きさで、完成は2年後になる予定だそう。これに合わせ、旧三菱UFJ銀行新潟支店の取り壊し、西堀ローサとの連絡通路建設などが行われるそうです。
7. [補足]古町7番町商店街 改修事業
◎古町ルフルに隣接する「古町7番町商店街」も同時にリニューアル!
古町ルフルの完成と時を同じくして、隣接する「古町7番町商店街」も大きくリニューアルを図っています。20年ぶりのアーケード改修に加え、古町の情報を発信する総合案内所も新たに設置。古町ルフルとともに、古町地区の再興を先導します。
8. [補足]まちみなと情報館
◎古町の飲食店・観光・商店街の情報発信基地が誕生!
アーケードの改修に合わせ、3月20日には「まちみなと情報館」がオープンしました。古町の物販・飲食・サービス店舗、観光名所、商店街の情報を発信する総合案内所として機能する「インフォメーションセンター」と新潟の地元産品を販売する直売所「わくわくマルシェ」(4月1日オープン予定)が同居します。
インフォメーションセンターでは、食、モノ、サービス、観光に関わる情報のほか、古町・本町周辺でのイベント情報や地域コミュニティ活動のお知らせなど、古町の情報を広く発信するほか、周辺の店舗で扱う逸品やオリジナルスイーツなども販売しています。
また、古町周辺地域のパンフレットも観光目的別に多種類用意。外国人観光客の来訪にも対応できるよう、多言語対応パンフレットや免税登録店舗の免税手続きカウンターも設置しています。
無料Wi-Fi環境も整備されており、常時1名以上のスタッフさんが常駐しているので、古町巡りを始める前には必ず立ち寄りたいスポットです。
[営業時間]11時~17時
[TEL]025-378-4101
【2020.4.8追記】実際に入ってみた!動画レポート
2020年4月1日、古町ルフルが無事開業しました。4月1日にオープンしたテナントは3店舗のみですが、「まずは雰囲気だけでも味わいたい!」ということで、さっそく現地に行ってみました。建物内の雰囲気はいったいどんな感じなのでしょうか?
柾谷小路側入口(おそらく正面玄関)には大きな自動扉があり、これを抜けると小さなエントランスホールに出ます。壁面には四角いボードが市松模様を描くように配置されています。苔の生えたような風合いのものや、側面に竹の模様を模したようなものなど、色も細工もさまざま。江戸時代から続く古町の伝統を表現しているのか、風情があってイイ!
正面口を入ったところには新潟市役所のインフォメーションカウンターが設置されています。天井にふんだんに使用された木材と落ち着いた色のライトがフロア全体に温かな雰囲気を与えています。なんだか長居したくなってしまう(笑)。
正面口から入った突き当りには、西堀通側出入口と7番町商店街側出入口を連絡する通路が左右に伸びています。柾谷小路、西堀通り、7番町商店街の往来が活発化することが期待できそうですね。
とうとうオープンした古町ルフル。これからオープンするテナントも楽しみですが、この施設を中心に古町7番町周辺がどのように変わっていくのかが何より楽しみです。今後もルフル周辺の動きにご注目を!
取材・文:Komachi Web編集部 和田圭太
情報は掲載当時のものです。念のため電話で情報をお確かめになってからお出かけください。閉店店舗については、随時メンテナンスを行っています。間違いを通報する