ふとした瞬間、無性に食べたくなる食堂のラーメン。トレンドのラーメンもいいけれど、どこか懐かしい味や雰囲気に癒やされたい…そんな時もありませんか?さぁ、長年愛され続ける食堂に出かけてみませんか。
目次
1.食堂いちばん
笑顔を誘うボリューム満点セット。ビジネス街にたたずむオアシス
ラーメン+ミニタレカツ丼セット800円。ラーメンは、とんこつや鶏ガラなどでダシを取ったスープに細麺を合わせた昔ながらのあっさり味。
JR新潟駅南口からすぐのところにある「食堂いちばん」さん。連日サラリーマンやOLが詰めかけ、昼時は相席が当たり前。50年以上にわたり親しまれるこちらの大衆食堂は、現在2代目のご主人と奥さんで切り盛りしています。
おすすめは写真の麺と丼のセット。
あっさりスープがあまじょっぱいタレカツにマッチして、おなかも心も大満足の組み合わせ。
先代から受け継ぐ、味と「待たせません」という心意気がうれしい食堂です。
「毎日22時半まで仕込みをして、朝の6時から準備をします」とご主人。丁寧に仕込まれた料理はどれも手頃でボリューム満点です。
店内の至る所にアルビレックス新潟の選手のサインやグッズが飾られていて、選手も時々来店するそうです。
住所 :新潟県新潟市中央区笹口2-9-9
TEL:025-245-4060
営業時間:11時~15時、17時~21時
定休日:日曜
席数:36席
駐車場:3台
2.古田食堂
時間がゆっくりと流れる食堂で、昔から変わらないシンプルな一杯を
タンメン 650円。地元の市場で買ってきた野菜がたっぷり。あっさりした塩味のスープが体に優しく染みる一杯です。
1948年創業の「古田食堂」さん。現在は2代目の古田さんご夫婦と息子さんが営んでいて、年配の人から若者のカップルまで、地元の幅広い世代から愛されています。見た目はシンプルだけど丁寧にダシを取った中華そば(550円)やタンメンは、先代が築き上げた味。作り方を変えず、家族で味を守り続けています。
長年寄り添ったご夫婦のコンビネーションは絶妙です。
すすけた扇風機、手動のレジスター、黒電話…店内は懐かしさを感じさせてくれる雰囲気です。カラフルでレトロな板書きのメニューには、豊富な品書きがずらりと並びます。
住所:阿賀野市中央町1-9-9
TEL:0250-62-2152
営業時間:11時~18時30分頃※終了時間は変更の場合あり
定休日:不定休
席数:20席
駐車場:なし
3.川柳(センリュウ)
長年の経験が生むサクサク天ぷら。月岡でずっと親しまれる老舗
細麺に合わせるのは、とんこつからとるスープ。揚げたてサクサクの旬の野菜とエビの天ぷらが相性抜群です。
天ぷら屋で修業を積んだご主人が営むこちらは、どんなに忙しいときも奥さんと二人三脚。もとは別々に出していた天ぷらとラーメンですが、「一緒にしたらもっとおいしい」というお客さんの声から天ぷらラーメンが誕生したそう。40年以上、月岡で愛され続ける名物になっています。
ご主人が揚げる天ぷらは、油っこさがなくサックリ。年配のお客さんも「どんどん食べられる!」と驚くそう。
美人の湯として知られる「月岡温泉」の温泉街の一角にあります。冷たい麺と一緒に天ぷらをいただく天ざる中華(900円)も評判で、小さな子どももよく注文するそうです。
住所:新潟県新発田市月岡温泉237
TEL:0254-32-2842
営業時間:11時30分~14時、17時~23時
定休日:火曜
席数:40席
駐車場:4台
4.中華飯店 めおと
大盛りに激辛も…!遊び心がある老舗の中華食堂
広東麺 750円。素材のうま味が一体化した、全体にとろみをつけたスープ。40年以上前から変わらない味です。
わずか5席の小さな店から始まって45年という「めおと」さん。当初は創業者の曽我芳男さんが修業を積んだお店の流れをくんだ本格中華料理が主役でしたが、要望に応えていくうちに多彩なラインアップに。数ある麺類の中でもあんかけ系の人気は高く、なかでも広東麺は不動の名物メニューです。
創業者の曽我芳男さん、美津枝さん夫婦、2代目の雄一さん、成美さん夫婦の4人で店に立っています。
デカ盛りや激辛のチャレンジメニューを作るなど、遊び心も。店内にはチャレンジメニュー完食者の名前がズラリ。常連客に加え、有名フードファイターの名前も並んでいます。
住所:新潟県新潟市北区白新町3-10-21
TEL:025-386-3061
営業時間:11時~14時、17時~19時(日曜・祝日は11時~14時のみ)
定休日:木曜、日曜・祝日の夜
席数:36席
駐車場:3台
新潟市を中心に、広い新潟県の中でも北部に位置する下越エリアの食堂のラーメンを見てきました。ピックアップしたのは4軒のみでしたが、まだまだ愛され食堂はたくさんあります。
なぜか安らぐ味と雰囲気。
10年、20年変わらない味を提供し続けるのは大変なことですが、その変わらない味わいは、私たちをホッと安心させてくれますよね。
これからも、地元で愛され続ける食堂をピックアップしていきたいと思います。
情報は掲載当時のものです。念のため電話で情報をお確かめになってからお出かけください。閉店店舗については、随時メンテナンスを行っています。間違いを通報する