観光立県を標榜する掲げる新潟県庁のサポートを受け、2016年4月に設置された新潟経営大学(加茂市)・観光経営学部。政府は「観光」「スポーツ」「農業」分野からのイノベーションを期待する政策を打ち出しており、これらを専門的に学べる大学・学部が今後ますます拡大していくとみられる。実際に観光経営の志願者数も年々増加している。
観光経営学部設置以来の伝統イベントとして定着しつつある「にいがた観光講座」が、令和2年2月22日に「SDGs~Hand in Hand to 2030~」をテーマとして開講。今回で5回目となる同イベントは、講座の企画、ゲストの出演交渉、印刷物の手配から、当日の受付、司会進行、昼食の手配に至るまでのすべてを学生たちが仕切り運営する。教職員は「口出しはしないが責任は取るから自由にのびのびと」を基本に、温かく見守りながら支援に徹する。
5回目となる講座は、2019年8月に糸魚川市と新潟経営大学で締結された「観光連携協定」によるプロジェクト「糸魚川観光連携プロジェクト」が中心となり、開講へ向け準備を進めている。講座では、先行調査の報告とSDGsをゲーム感覚で学べるグループワークを予定。「SDGs」はトレンドともいえるキーワード。時代の流れにおいていかれぬよう、新潟経営大学・観光経営学部の学びをのぞいてみてはいかがだろうか。
新潟経営大学観光経営学部Webサイト
https://www.niigataum.ac.jp/department/tourism/
第5回「地域高大連携 にいがた観光講座」
テーマ:「SDGs ~Hand in Hand to 2030~」
日時:令和2年2月22日(土)13:00から16:00まで
場所:新潟経営大学(新潟県加茂市希望ヶ丘2909-2)
開催規模:定員80名(高校生・大学生及び一般参加者)
主催:新潟経営大学 観光経営学部
共催:地域活性化研究所 産官学地域連携センター
後援:JAF新潟支部
観光連携協定:糸魚川市
プログラム
1.講演:「糸魚川ユネスコ世界ジオパークの取り組み」糸魚川市フォッサマグナミュージアム館長 竹之内 耕 氏
2.レポート:SDGsの取り組み/活動報告
3.グループディスカッション:「未来を託される責任-わたしたちにできること、やるべきこと - 」
[お問い合わせ]
新潟経営大学 産官学地域連携センター 中川まで
TEL 0256-53-3000
info@duck.niigataum.ac.jp
https://www.niigataum.ac.jp/
過去開催の「にいがた観光講座」
「第1回 食と農」(2016年12月3日開催)
「UFOのまち羽咋」「ローマ法王にコメを食べさせた男」「ナポレオンの村」(TBS)など、“スーパー公務員”として名をはせる高野誠鮮氏(新潟経営大学特別客員教授)を招き、特別公開ゼミナールを開催。また、地域活性化のバイブルとも称される「田舎学」の著者で食環境プロデューサーの金丸弘美氏(同特別客員教授)を招いて講演を拝聴した。当日は約70名の高校生、大学生、地域住民が参加。大盛況を収めた。
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「第2回 婚礼の未来予想図」(2017年7月15日開催)
三条市の「ザ・ガーデンテラスおゝ乃」の特別協力で、婚礼の舞台裏を支えるプロフェッショナルの話を聴講。前半は、婚礼衣裳を特別展示や、学生スタッフが実際にウェディング・ドレスを着て、ファッションショーを開催した。後半では「ウェディング・プロデュース」と題し、自由な発想で婚礼プランについてディスカッション。ここで提案されたプランは、特別協力企業のプランとして商品化された。
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「第3回 世界遺産」(2017年11月3日開催)
世界遺産検定マイスターの大宮誠氏、日本ユネスコ国内委員の横山恵理子氏らを招き、観光と市民生活の観点から世界遺産登録の功罪について理解を深めた。ディスカッションでは、参加者が受講前後の「世界遺産に関するイメージ」をTwitterに投稿し、リアルタイムでテキストマイニング解析。自らの考えだけでなく、SNSを介して他者の考えに耳を傾ける大切さを学んだ。
第3回 世界遺産 アーカイブ
「第4回 観光地域おこし」(2018年10月13日開催)
「胎内リゾート活性化プロジェクト」が運営の中心となり、「ロイヤル胎内パークホテル」に場所を移して開催。自然豊かな胎内リゾートの魅力を身をもって体感した。「胎内からはじまる次世代観光~お客様からムラビトへ~」と題したパネルディスカッションでは、交流人口から関係人口の拡大へと観光振興の思考を進化する必要を学び、幅広い年代層が参加したグループワークでは、思いもつかないアイデアが生まれるなど、積極的な意見交換が行われた。
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